ユーザパスワードが不明、ユーザープロファイルの破損など、Windows にログインできなくなった場合に、ユーザパスワードを強制的に変更したり、デフォルトで無効になっている Administrator アカウントをログインせずに有効にする方法。
Windows11 のログイン画面には「アクセシビリティ」というボタンがありこれを利用します。
これをクリックすると utilman.exe が起動するようになっています。それを cmd.exe が起動するように置き換えて net user コマンドを使います。
起動できる状態であれば、Shift キー押しながら再起動 > トラブルシューティング > 詳細オプション > コマンドプロンプト
コマンドプロンプトが開いたら以下の操作を実行します。
X:\Windows\System32 > C: (※ C: 以外の場合もあります。)
C: > cd ¥windows¥system32
C:¥windows¥system32 > ren utilman.exe utilman.bak (※ 元の utilman.exe は名前を変更してバックアップしておきます。)
> copy cmd.exe utilman.exe (※ コピーしつつ名前を変更します。)
> exit
PC を再起動し、ログイン画面の「アクセシビリティ」を有効にすると管理者権限のコマンドプロンプトが起動します。
コマンドプロンプトで以下の操作を実行します。
現在のユーザのパスワードを変更する場合、
> net user [ユーザー名] [新しいパスワード]
※ パスなしにする場合は “” と指定
> exit
Administrator を有効化する場合、
> net user administrator /active:yes
> exit
PC を再起動しログインします。
セキュリティ上のため同じ手順で utilman.exe を必ず元に戻しておきます。